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2021.12.15

[学生記事]甲南大学×喫茶部ガレージ<農業フィールドワーク>最後の現地体験in三田市

最後の現地体験in三田

12月11日は三田チーム最後の現地体験でした!
農事組合法人はつか営農組合の方々にご協力いただき、黒豆圃場の電柵撤去作業を体験させていただきました。

電柵の撤去作業

今回体験させていただいた作業は、圃場の周りをぐるーっと囲んでいる電柵を一つずつ撤去していく作業です。
電柵があるままだと雑草などが生えてきた際に邪魔になり上手く除去できないため、
作物の収穫が終わると毎回電柵を外し、時期になれば設置しているそうです。

「農業」と聞くと作物を育てることやその収穫を一番に思い浮かべるかもしれませんが、電柵の設置や撤去も農作業の一つであることを今回の体験を通して初めて知ることができました。
ここでの電柵は主に鹿や猪の侵入を防ぐためのもので、電柵があっても上手く潜り抜けて作物が食べられてしまうこともあるそうで、何か他の対策も必要だと考えている、というお話も聞きました。

作業の手順

①まず、ポールに括り付けられている電気が通る紐を外していきます。

②ポールの上部に巻き付けてあるリボンも外します。

③①で外した紐を巻き取ります。

④最後に、土に埋め込まれているポールを外します。

個人的に、紐を巻き取る作業は、巻き付けていくとだんだんと重たくなるので見た目以上に
大変な作業だと感じました。
ポールを外す作業も、土に深く埋め込まれているので中々の力作業でした。

お昼ごはん(意見交換)

お昼ごはんは、なんとお弁当を用意してくださっていました!
「木器亭」というお昼時には駐車場が車でいっぱいになる人気のごはん屋さんのお弁当で、
とても美味しくいただきました。

はつか営農組合の方々と、農業改良普及センターの中谷さん、私たち学生でお昼ご飯を食べながら意見交流の時間を設けていただきました。
私がお話していて一番感じたことは営農組合の方々の仲の良さです。年齢の差や農業歴に関係なく本当に皆さん仲が良く和気あいあいとしていて、人と人との繋がりがとても深く素敵だなと感じました。
お話させていただいた皆さんは作っている作物がそれぞれ違うそうなのですが、作物ごとに上手く育てるために水を与える量などが違うことや、作物を袋に詰める際のこだわりなどを教えていただき、農業の繊細な一面を知ることができたし、大変なことが多いながらも皆さん農業が好きだという気持ちが伝わってきました。

 

感想

今回が現地での体験は最後になりますが、この体験で出会えた人、知ることのできた環境や新しく学んだことなど、4回の現地体験を通して自分自身たくさんのことを得られたなと感じています。何より嬉しかったのは、私たち学生が農業体験をすることを喜んで受け入れてくださったことです。
「人生の選択肢の一つとして農業があることを知ってほしい」とおっしゃっていて、このことは
今回フィールドワークに参加した私たちが伝えていくべきことだと思いました。
新しいことを始めるのには勇気がいりますし、勝手に敷居が高いと感じてしまいがちですが、
まずは体験という形で知ろうとする姿勢がとても大事なのではないかと思います。

最後に、お土産でコシヒカリの新米をくださいました!
温かい方々の元で農業体験をさせていただき、有難いなと感じました。
残り少ないフィールドワークも有意義な時間を過ごしたいと思います!

 

記事編集者:石川萌香
甲南大学マネジメント創造学部