BLOG喫茶部ブログ

2022.08.29

[学生記事]甲南大学×喫茶部ガレージ<農業フィールドワーク>第2期Bチーム

はじめに

第8回目の農業フィールドワークでは、はつか農園の皆さんにお世話になり、
三田、阪神北部の地域の特産品である黒大豆枝豆の収穫作業などをたくさんの方に
サポートしていただきながら実際に体験することができました。

午前の作業開始

今回の農業体験で収穫させていただいた黒大豆枝豆は莢の一つ一つがとても大きく
立派な枝豆で土から収穫するのにも想像以上に力がいる作業でした。
枝豆を土から引き抜く際にはできるだけ根っこから引き抜く必要があるため、
みんな黙々と作業に集中していました。

そして次に、収穫した枝豆から莢を外すために枝豆を脱莢機という莢と枝に
分けるための機械に通していきます。
ここの作業では機械に枝豆を通していく作業と、機械から出てきた枝と莢をかごに分けて、
水で洗う作業の2つに分かれました。
脱莢機のある場所はとても暑く、また莢が入ったかごはとても重いので、
枝豆の収穫作業は力を使うことが多くとても大変な作業だと感じました。

休憩の際に農家さんに質問をさせていただく機会を取らせていただき、
枝豆がどれくらいで売れるのかを教えていただきました。
枝豆の莢がいっぱいに入ったかご一つの買取価格は5000円ほどだそうで、そこから収穫までに
使用した肥料などの費用を引くとほとんど手元に残らないと聞きとても驚きました。
こういった金銭面での課題により農業人口が減少しているのではないかと考えました。

(今回質問に答えてくださった農家さんはYouTubeで農業についての動画を投稿しているそうなので、皆さんぜひチェックしてみてください)
https://youtube.com/channel/UCEKiD_bmMoLTjQK85W-SeTw

午後作業

はつか農園の農家さんから美味しいお昼をいただいた後は午後の作業の開始です。
午後から黒大豆枝豆の畑の草取り作業を行いました。
みんな慣れない鎌を使って黙々と作業に集中していました。

三田ビーンセンター

午後の作業が終了すると三田ビーンセンターという黒大豆枝豆の処理から包装までを
行なっている施設の見学に行きました。
この施設では色彩選別機器と手作業で商品にできる枝豆とそうでない枝豆を選別しており、
収穫された枝豆の4割程度が商品にならずにはじかれるそうです。
しかし2割ほどの枝豆は食べられるのにも関わらずはじかれるため、
そういった枝豆の活用方法も課題だということをお聞きすることができました。

今回のフィールドワークでは実際に黒大豆枝豆の収穫作業や出荷までの過程を見学することができ大変貴重な体験ができました。
今回知ることができた金銭的な課題や商品化できない枝豆の活用方法など農業が抱える
様々な課題をこれからのディスカッションで課題解決に向けてメンバー全員で考えて行きたいと思います。

また今回のフィールドワークでは農家の皆さんや三田ビーンセンターから
美味しい黒大豆枝豆やお野菜をいただきました。

ありがとうございました。

記事編集者:秋山 桜哉
甲南大学マネジメント創造学部

サポートのみなさま
農業フィールドワークはたくさんの皆様よりご支援、ご協力をいただいております-
・株式会社ダブリブ(農業フィールドワーク受け入れていただいております)
・株式会社リーフ・ビル・ライフ
http://leaf-build.co.jp/
・birica coffee&freshvegs
・株式会社イコル
http://ecol-de-eco.co.jp/
・アイビートラスト株式会社
http://ibtrust.jp/
・(株)ピースフルホーム
http://peaceful0322.com/
・株式会社A-route home
・(有)伸瑛ホーム
https://shin-a-h.co.jp/
・(株)コアウル
・(株)ミント不動産コンサルティング
http://www.mynt-realestate.co.jp/