BLOG喫茶部ブログ

2022.10.05

㈱アドレブワークスが運営する「triven」での掲載・連携開始のお知らせ

この度、株式会社喫茶部は運営する「喫茶部ガレージ」は、株式会社アドリブワークスが運営する「triven(トリブン)https://www.triven.app/」の掲載・連携を開始致しました。

この掲載・連携により、trivenを使うことによって誰もが気軽にアイデアを投稿し、仲間を集め、育てるためのコミュニティを作れる掲載サイトの連携を行うことができます。
また、相互にコワーキングスペースのドロップインをご利用いただくことが可能となります。

今回の連携により、喫茶部ガレージに関わっている学生、個人事業主、フリーランス、社会人がやりたい事を実現するために「triven」を活用し、起業家支援を推進します。

また喫茶部ガレージでは「triven」利用者の方々へ様々な衣食住に関わる暮らしのサポート、コンテンツの提供を行います。

相互利用することにより、昨今の様々な働き方や暮らし方での多様性が進む社会の中で、
より一層皆様の場作りが出来るよう進めて参ります。

このたびの連携・提携開始に際し、㈱アドリブワークス 代表山岡健人氏と㈱喫茶部代表 小林朗子と対談形式で「スタートアップの現実と未来」についてトークセッションを行いました。
よろしければ御覧ください。


小林さん(以下小林):山岡さんの会社は今どのようなことを行っているのですか?

山岡さん(以下山岡):創業支援のところで、多くの金融機関、民間が入り、スタートアップ支援を行なっており、そこに注目するのでなく、儲かるか儲からないかから出資するしないを決めるのではなく、そこはビジネスモデルの話なので、そこを支援していきたい。

日本には、起業したい人が150万人いて、そのうち1年後に10%。だが起業できるが残り90%が起業できない現実を、アドリブワークスでは変えて行きたいと考えていますね。

小林:スタートアップする人たちも、スタートできるかのハードルをどこで抱えているのでしょうか。

山岡:それは、カオスな状態ですねw色んなたくさんの課題があるので、目線を揃えるのが難しいですが、法人化できましたがゴールなので、そこまでは支えないといけないと考えていますね。

「triven」では、social goodなサービスができるかできないかの課題は、仲間がいることと頭の中のアイデアを紙に描けることですね。
このサービスが面白いから一緒にやろうよと言ってくれるメンバーを集めることが大事で、また、アイデアを持っていて、人に見せられる状態ができるのかで、サービスができるかできないかの課題のポイントになってくる。

小林:「triven」サービスの利用者の年齢層は若い方が多いのでしょうか?

山岡:大学生の方が使われるかと思ったが、30代後半ぐらいの方が多く、また最年長では60代の方もおられます。仲間を探すのに使ってくださってますね。
半分程度の方は企業で働いて起業を目指している方が多く、パラレルキャリアを探していますが、副業するきっかけを見つけられない方がほとんどで、そういう方のチャレンジの場になれればと思います。
アンケートをとると、一社でキャリアを築いてきたが、先はもう見えていて、これだけ社会が多様化された中で、このままでいいのか、また、このままでは食べていけないのではないかと考えている40代の方がたくさんおられていて、この層がもっと自分を表現できる場を構成していけたらなと考えていますね。

小林:まさに年代がドンピシャですねw
多くの企業がスタートアップの支援をしている中で、喫茶部では、スタートアップの支援に加えて暮らしのサポートをできる場にもなれることをイメージしており、すでにその活動は始まっています。

 

農業などの一次産業に携わることで、衣食住の安心材料になればと考えています。
少しの安心材料、食事や住居など、コミュニティのサポートして行くことができれば、一歩トライする人が増えるのではないかなと思います。
また、農業などの活動を通して、お互いの事を理解しあえるきっかけにもなります。
その気付きによって、マッチングをする場面が増えるのかなと思います。

山岡:そうですよね。選択肢の柔軟性があってもいいと思っていて、起業したらIPO目指しますだけではなく、もっとロングスパンで市場を見て無い価値を見て起業もあってもいいのではないかなと考えています。

小林:もっと起業や暮らしの本質を見極める必要がありますよね。

山岡:大手思考で、起業を目指す方が少ないですね。いい会社に入ることで、それはよかったのかって思いますね。

小林:私も全く勝ち組と呼ばれる方には行けずに、挫折の連続だと感じていました。
それでも就職を経験し仲間や良い会社に恵まれました。
そんな中でも独立することが一つの選択肢となりました。選んでよかったと思いますね。

山岡:ですよね。まずは会社を立てることで、何ができるのかの話になり、そこから仕事や依頼がくるのではないか。
自分の中のアイデアを外に出すことがもっと日常会話でフランクに言えるようになればいいなと思います。
イラストなんか描いていたっけ?ならこれお願いできる?などもっとできる世の中を目指したいですね。

小林:企業で働いてきた人は、その先の組織形態を見ることができないのかなと考えています。会社を作るだけでなく、プロジェクト単位で仕事して行くことで独立後のイメージできるといいですよね。
喫茶部もプロジェクト単位でチームを回しているので、みなさん自由に仕事しておりますが、理想な状態に近づいているので企業も少しずつ変わって行くのかなと思いますね。

山岡:会社も変わりつつありますね。正社員、フリーランスなどの雇用形態に関わらず、起業リテラシーをもっと高めて、身につけていかないと、行けないですよね。
でも、このスタートアップが増えていったとしても、パロメーターが、資金調達がいくらで、上場してM&Aしてみたいになると、変わっていかないなと思いますね。
この葛藤を理解してもらいたい部分ですね。

小林:今、行政のハード整備や、民間のソフト面への取り組み、地域の方のハードとソフトの取り組み、この三つの取り組みを関わっているが、この構図も難しいですよね。
スタートアップ時のリノベーションも難しいですね。

山岡:民間のスタートアップがいきなりリノベーションやDIYを行おうとすると、坪単価30万×、、、みたいなのが出てくるので難しいですよね。
でも、技術を安売りして欲しいわけでもないですよね。
ですので、スタートアップに共感してくれたDIYやリノベーションできる方は今後増やしいきたいですよね。

小林:確かに、スタートアップに適したハード整備があれば楽しいですよね。

山岡:このスタートアップの活動は続けて行きたいが、バロメーターが資金調達だけではないということをもっと理解してもらたい。

小林:そこを理解した上での、もっと、学生やフリーランス、30,40代の独立する際のハードルを超えていけるようなサポートを今後もお互いに続けていけたらいいですね。

山岡:ぜひ頑張っていければとおもいます。


皆様、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

もっと皆様の夢や希望を支援し、暮らしや起業のサポートができれば、日本の中でイノベーションが生まれる場になることができればと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。

 

登壇者
山岡 健人
1986年今治市生まれ。早稲田大 学卒業後、ITを軸としてキャリアを 積み、地方での起業に可能性を感 じ、2018年に(株)アドリブワークス を創業。現在同社代表取締役。誰 もが気軽に好きな場所で起業できる世界づくりに取り組む。

小林 朗子
1981年吹田市生まれ。ITや住宅業界を経験し、社会人修士で整理収納を研究。2017年より整理収納やお片付けのコンサルティング、研究、書籍監修、各種媒体での活動を行う。一方で喫茶部ガレージ(コワーキング、カフェ、レンタルスペース)の運営や暮らしの相談窓口、大学や地域連携を行う(株)喫茶部を2018年に創業、代表取締役。

ライター
中島 俊貴
1999年神戸市生まれ。甲南大学を卒業し、コミュニティデベロッパーである東邦レオに入社。そして、複業として株式会社喫茶部で取締役に就任。街と町を繋ぎながら、日本の文化を白紙に戻す、をコンセプトに「白文化」という取り組みを行っている。